住宅コラム

地縄を見みて狭いと思うのは自分だけ?どうして狭く見えるのか解説します!

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自分の新しい家を建て始めるときに、現場で最初に目にするのが地縄ですが、その地縄を見た時に「自分の家って図面で見るより狭いかも」と思う人が多くいます。
今回は、そんな不安を抱える人のために「地縄を見たときに狭く見えるけど本当に狭いの?」という疑問について解説していきます。

 

地縄とは何か?その役目とは?

まず、地縄とは建築、建設用の言葉です。
これは、その土地の中にどれくらいのスペースから壁が成り立つかの、いわば、一階床面積の外枠のことになります。
地縄を張るというのはその土地を平地に慣らし、それから基礎工事などをする作業の前に、目論見を付ける作業のひとつになります。
つまり、土地家屋のみの面積の測量になります。
家を建てる人は、実際にその地縄の中に建物が建つので事前に確認することができます。

地縄を張った状態から基礎工事が始まりますので、絶対に基礎工事の前に地縄の確認をしましょう。
このときに「家が建つはずの位置がずれていないか」を必ず確認するようにしてください。
工事が始まった後では家の位置を1センチたりとも移動することはできなくなってしまいます。

 

最初に張ってある地縄見て大抵の人が狭いと思うもの

私もそうでしたが、最初に地縄を見たときは「こんなに狭いのか?」「思ったより広くない」というのが正直な感想でした。
50坪の総二階で一般的には狭いと言われるような広さではありませんでしたが、地縄を見て狭いと感じてしまいました。
ですが、基礎ができ、上棟式が終わり、屋根や床が張られる頃には狭さは感じず、むしろ広いと思うぐらいでした。

大抵の人が最初に狭いと感じていても、実際に建物が出来上がり住んでみると意外と広いことに気づくでしょう。
地縄だけを見て狭いと思わないようならば、それはかなりの大きさの家といえます。

 

土地の面積は2階以上にもある

建物の床面積というのは、壁の幅を減免したものになります。
それと、実際は2階以上の床面積も床面積として計算でき、3階まで建物が建つのであれば、単純計算でその床面積は3倍がになります。
平地になったばかりの土地の地縄は1階部分だけの計算になるので、その点も頭の片隅に置きあまり落胆しないようにしましょう。
繰り返しになりますが、地縄だけを見て狭いと思わない方が例外です。

 

地縄だけを見ると狭いと思う理由

ではどうして地縄を見たときに狭いと思うのでしょうか。
それは2点理由があります。

 

人間の空間認識能力

ます1つめは人間の空間認識能力です。
個々の空間を見抜く力にもよりますが、目で土地を見てどのくらいの面積や坪数になるかを、あらかじめ計算できている人はそう多くありません。
建築業界以外の人となれば尚更です。
人は立体の空間把握は得意ですが、平面からの空間把握は苦手です。

 

屋内と屋外での見え方の違い

平面の空間把握能力以外でも錯覚を起こします。
屋外では、その「一部」を見ると小さく感じるという視覚的な感覚もあります。
遠くの山やビルを見たりする外の大きな「モノ」の景色の感覚に慣れると、目の前であっても地縄が小さく感じるものなのです。

例えば、「部屋の中の机の上にあるスマホ」と、「外の広い公園のテーブルの上に置くスマホ」では、その大きさの認識にずれが生じ、外で見るほうが小さく見えます。
これの感覚が地縄でも起きているのです。

 

一般的には地縄を見て狭いと思うもの

人間の居住感覚をあらかじめ地縄だけで決めてしまうのには無理があります。
家が平面から立体になるにつれ、狭さは感じなくなっていきます。
内装や建具のことを考えるころには、地縄を見て「狭い、どうしよう」と思っていたことなんて忘れているでしょう。

人間は平面からの「空間把握が苦手」なことに加え、「屋外でモノを見る場合は屋内で見る場合よりも小さく見える」という錯覚によるものです。
一般的には誰でも地縄を見て狭いと感じるものなので安心してください。

話は少しそれますが、同じ床面積でも部屋の天井が比較的高いと、人は広いと感じることができます。
このように、空間設計のやり方次第で広く感じさせることもできますが、逆に同じ床面積でも天井が低いと圧迫感があります。
どうしても土地の関係で狭い家になってしまう場合は、このような空間演出にも工夫を凝らしてみる必要があります。

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