レオパレス21と言うとよく聞くかと思いますが、もりぞうはそのレオパレス21の子会社です。
レオパレスといえば悪い噂や評判が多いですが、戸建注文住宅のもりぞうはどうなのでしょうか。
しっかりと調べてありますので参考にしてください。
その他の住宅会社も参考の為ご覧ください>>住宅会社一覧
会社概要
会社名:株式会社もりぞう
本社所在地:東京都中野区本町三丁目31-11 レオパレス21第6ビル8階
分類:ハウスビルダー
営業エリア:富山、東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、茨城、栃木、山梨、長野、新潟、愛知、静岡
年間着工数:250棟
もりぞうの特徴
もりぞうの特徴は何といっても「木曾ひのき」です。
年間着工数は250棟と、会社の規模に比べると建てている数が少ないです。
木を大切にしているので伐採数にあえ制限をかけています。
それによって、年間250棟よりも多く家を建てることはないそうです。
- 安定した強度
- 耐久性がある樹齢80歳以上材
- 伐採後も強度が増すひのき
- マル高マル国曽ひのきブランド
上記のような厳選したひのきを使っており、繰り返しになりますが「木曾ひのき」がもりぞうが一番得意としているポイントです。
もりぞうの木曾ひのきのこだわり
特徴に書いた「木曾ひのき」について少し詳しく見てみましょう。
背割りナシ芯持材
樹齢80年以上の芯持材を使用しているので、多くの建築材料に見られる背割りという切れ込みを入れていません。
ですので、もりぞうで採用している木材は木が持つ本来の強度を維持することができます。
四寸角
柱と土台には四寸角を採用しています。
ですが、この点においては他の住宅会社でも同じように四寸角を採用しているところも多いので、特段優れた点とは言い切れません。
一本一本強度と含水率を測定し選別
無垢材は1本1本強度が異なるのですが、もりぞうではしっかりと測定を行っています。
平均値は90以上となっていますが、もりぞうでは110相当の木材を出荷しています。
天然物には「ばらつき」が付き物ですが、測定を行い厳選しているので安心感があります。
希少な最高級木材「特選一等」級
もりぞうのひのきはマル高マル国曽ひのきブランドを使っており、「高い強度」「最高レベルの加工精度」「強度と含水率管理」にこだわり厳選しています。
ただ単にブランドのひのきを使うのではなく、最高品質の木材を使用しています。
厳選・限定「特選一等」木曾ひのき
特選一等とは国産ひのきの生産量のうち約0.1%ほどの最良品です。
契約会社との連携により、質のいい木材を仕入れることに成功しています。
このように、もりぞうはしっかりとしたパートナーを持っており、質のいい木材を安定して供給できる仕組みができています。
もりぞうの弱みやデメリット
ここまで「ひのき」にこだわった住宅会社ということを説明してきましたが、ひのきにそれほど魅力を感じていない人は意味のないことです。
値段も安く、品質のばらつきが少ない集積材でいいという人にとっては価格が上がるだけのものになってしまっています。
基礎に使う木材だけひのきを使う住宅会社も多いので、その点だけでも十分だという人も多いです。
最高級のひのきを使っているのでもちろん木材の価格は高いです。
住宅にお金をそれほどかけれない人、他の項目を重要視したい人はもりぞうは向いていないといえます。
また、設備が弱いともよく言われています。
グレードアップしなければいけないと聞きますが、高くつくことになります。
もりぞうの性能
良質なひのきが使われているもりぞうですが、住宅自体の性能はどのようなものなのでしょうか。
気密性と断熱性を調べ、数値として出していますので参考にしてください。
C値
気密性を表すC値ですが、もりぞうの数値は、
C値=0.8
です。
この数値は富山の次世代省エネルギー基準のC値=5.0を大きく下回っています。
この気密性能は十分に気密性が高いと言え、高気密の部類に入ります。
気密性能を気にする人にも、もりぞうは大丈夫と言えます。
Q値
次は断熱性を表すQ値ですが、もりぞうの数値は、
Q値=1.35
です。
この数値も富山の次世代省エネルギー基準のQ値=2.7を大きく下回っています。
なかなかこれほどの断熱性能を実現している住宅会社はありません。
ですが、もりぞうの一番断熱性能がいいラインナップでの数値です。
詳しいことは営業マンに聞くことをおすすめします。
スポンサーリンク
もりぞうの坪単価
国産ひのきで質の良いものを厳選して使っている上に、住宅としての性能もよくランニングコストもかからずと、とても魅力的に感じます。
そんなもりぞうの価格は、坪単価約80万円です。
これはオプションをほとんど付けない場合の坪単価です。
国産ひのきや高気密高断熱などを考えれば当たり前のことですが、高いです。
設備面をグレードアップしようと思えばさらに価格は上昇します。
年間250棟までしか建てていないので、安い家づくりは行っていないようです。
もちろん少ない施工棟数で利益を出さなければいけないのも高い理由と言えます。
値引き
もりぞうではあまり値引きの話を聞きません。
利益確保が優先されているようです。
ですが、少額でも値引きは見込めますので、相見積もりなどを用意しておくことをおおすすめしています。
よく比較されるのが一条工務店です。
両社とも性能面が高いことから引き合いに出されているようです。
もりぞうのアフターサービス
もりぞうでは無料の定期点検を半年、1年、2年、5年、10年、15年、20年と行ってくれます。
この点は他の住宅会社と変わりはそれほどありません。
保証においても30年とありますが、10年目と20年目に有償のメンテナンスが必要となります。
アフターサービスについては特段優れているというわけではありません。
個人的には坪単価が80万円越えなので、もう少しサービスがよくてもいいのではないかと思います。
もりぞうの口コミや評判
では私の意見だけではなく、実際に建てた人の口コミや評判を紹介ししていきます。
もりぞうで建てましたが一番惹かれたのが国産のこだわったひのきです。
建ててしまえば見えないところですが、見えないからこそしっかりとしたものを使いたいと思ったからです。
営業マンの人にはわからないことをいろいろ教えてくれたりと、細かい対応をしてくれたのが嬉しかったです。
とりあえずいえることは、高いということです。
営業マンの人の中には価格はそれほど高くなりませんよとは言われましたが、初期の設備がしょぼいのでグレードアップをせざるを得ませんでした。
もっと安く仕上げたかったのですが、計画が狂いました。
ローンも予定より多く借りたので返済が大変です。
最初からこれぐらいかかるということをしっかりと言ってくれる営業マンだったらよかったのですが、ハズレを引きました。
しょぼい設備に後悔しています。
価格を抑えるために設備を標準のままにしました。
それが失敗でした。
家が安っぽく見えます。
高いお金をかけているのにしょぼく見えてしまうのがとても嫌で、友達などを呼べません。
とてもいい買い物でした。
予算はそれなりにあったのでもりぞうで建てました。
坪単価が高いや設備が安っぽいと聞いていましたが、自分の中では満足しています。
値段のしっかりと説明を受け、納得して契約しました。
設備も気になるところはグレードアップしました。
自分でしっかりと考えればわかることです。
家づくりは一生に一度ですので慎重になるべきだと私は思います。
もりぞうで建てて私はとても満足しています。
もりぞうはどこと比較するべきか
では、もりぞうを比較する場合はどこと比較すればいいのでしょうか。
もりぞうは国産ひのきと性能面が売りといえます。
性能面で比較する場合は、一条工務店
木材で比較する場合は、住友林業
このあたりがライバルとなりうる住宅会社だといえます。
それぞれリサーチしてありますので是非参考にしてください。
もりぞうのまとめ
もりぞうについて解説をしてきましたがいかがでしたでしょうか。
- 国産ひのきへのこだわり
- 高気密高断熱といえる水準
上記の点が特徴といえます。
しかし、坪単価が高いことや設備面で不満を持っている人が多いようです。
「価格を抑え設備を我慢するか、お金をかけ設備も充実させるか」は判断に迷うポイントとなるでしょう。
ですが、もりぞうほど値段も高くなく設備もしっかりと充実している住宅会社は多く存在します。
厳選した国産ひのきにそれほどこだわることがなければ、他を検討してもよさそうです。
実際に契約を行う前に、必ず他の住宅会社と比較検討をする事をおすすめします。
各住宅会社によって価格やサービス、保証などが異なりますので、比べる事で自分に合ったところを選択する事が可能です。
その際には、一括見積もりサイトなどを利用すると、余計な時間をかけずに簡単に比べる事ができます。
3分ほどで終わります。
価格交渉のための相見積もりにもなるので、是非活用してください。
これは「タウンライフ家づくり」という無料の家づくり支援サイトです。
依頼のやり方などについてはこちらにまとめてあります。
悩んでいるようなら是非参考にしてください。