外張り断熱や独自の工法の中部ジェイ・シィですが、その特徴などはどのようなものなのでしょうか。
リサーチしてありますので今後の住宅会社選びの参考にしてください。
その他の住宅会社も参考の為ご覧ください>>住宅会社一覧
会社概要
会社名:中部ジェイ・シィ
設立日:1984年4月17日
本社所在地:金沢市諸江町上丁581番地2
分類:工務店
営業エリア:石川
年間着工数:約20棟
中部ジェイ・シィの特徴
中部ジェイ・シィの特徴は、外張り断熱と自然通気工法による家づくりです。
外張り断熱というと、断熱性能が高いイメージがありますが、詳しいことは性能の項で解説していきます。
もう一つの、自然通気工法は基礎にダンパーを設け、そこを開閉することで空気の流れをつくるシステムです。
この自然通気工法では「暑い夏はダンパーを開け、熱気を外に出す」「寒い冬はダンパーを閉め、温まった空気を家の中に残す」というものです。
外張り断熱と自然通気工法の2つの工法で、1年中快適に過ごすことができるようです。
中部ジェイ・シィの弱みやデメリット
中部ジェイ・シィのデメリットは2つあります。
今特徴で解説をした、外張り断熱と自然通気工法に関することになります。
まず、外張り断熱ですが、一般には断熱性能が高いと言われています。
しかし、外張り断熱なのにも関わらず、営業マンから聞いた断熱性能を表す数値はあまりのも悪いものです。
何度聞き直しても同じ数字しか言わず、間違いないとのことです。
数値に関しては性能の項を見てください。
次に、自然通気工法ですが、基礎ダンパーを開け閉めする必要があります。
他の住宅会社でも、このように基礎ダンパーを開閉させて通気をコントロールする工法がありますが、それは形状記憶合金を使っているので温度に合わせ自動で開閉してくれます。
一方中部ジェイ・シィの基礎ダンパーは手動開閉です。
私なら、わざわざ外に出て自分で開閉をするのは面倒に感じます。
頻繁に開閉するものではないので、自分でダンパーを開閉するのが面倒と感じないのであれば問題ありません。
また、ダンパーを開閉するのを忘れないようにしないといけない、という点もデメリットに感じます。
中部ジェイ・シィの性能
外張り断熱と紹介してきた中部ジェイ・シィですが、その気密性を表すC値と、断熱性を表すQ値を数値としてしっかりと把握しておきましょう。
特に断熱性は要注意です。
C値
気密性を表すC値ですが、中部ジェイ・シィの数値は、
C値=0.3
です。
この数値は県内でもかなりいい方です。
C値=1.0を切っていれば高気密といえますが、その数値よりもはるかに低い値です。
気密性だけを見れば性能はよさそうです。
Q値
断熱性を表すQ値ですが、中部ジェイ・シィの数値は、あてにならないので表記できませんでした。
営業マンからは断熱性能を表すUA値で教えてもらいましたが、その数値が悪すぎたため変換ができませんでした。
ちなみにUA値=2.0と回答がありましたが、ありえない数値です。
ローコスト住宅でさえ、UA値=0.6~0.9ほどの数値です。
UA値=2.0という数値はあり得ません。
営業マンが勘違いしているのか、このような数値を伝えてきました。
Q値での値ではないのかと聞いても「UA値は2です。」と答えられ、何度聞き直しても「UA値は2です。」しか言わないのでこの数値だと考えるしかありません。
実際にこの数値だと断熱性能は全く期待できませんので、断熱性を重要視するならやめた方がいいでしょう。
個人的にはこんな断熱材が入っているのかわからないような数値で建てている住宅はないと思いますので、営業マンの知識不足だと思いたいところです。
スポンサーリンク
中部ジェイ・シィの坪単価
中部ジェイ・シィの坪単価は約60万円です。
工法などを考えると割とお得に感じますが、断熱性能を考えると高いといえます。
値引き
値引きに関しては、ライバル他社の相見積もりを用意するのがいいでしょう。
同じような価格帯で3社ほど用意しておけば、交渉を有利に進めることができるでと思います。
中部ジェイ・シィのアフターサービス
アフターサービスについては2年と5年に定期訪問をするそうですが、他の住宅会社に比べかなり少ない頻度です。
その他不備があれば対応してくれるそうですが、それはどの会社も同じことです。
中部ジェイ・シィの口コミや評判
ここまで私のリサーチを見てもらいましたが、実際に建てた人などの口コミや評判も紹介していきます。
この住宅の工法が気に入ったのでここで建てました。
確かに、夏は暑さをあまり感じません。
冬に関しても寒すぎるということはありません。
今のところ快適に過ごせているので、これがしっかりと長続きしてくれればいいなと思います。
説明を聞きました。
感じたのが、営業マンの態度です。
上からものを言っているように感じたので不快に感じました。
途中からは話を聞く気にすらなれませんでした。
営業マンから通気の話を聞きましたが、自分で開けたり閉めたりしないといけないのが気になりました。
他の工務店では温度によって自動開閉です。
どうしても外に出て数か所開けたり閉めたりして回るのがうっとおしく感じそうです。
冬暖かく夏涼しいと言う人がいますが、全然そうは思いません。
はっきり言って光熱費が高いです。
ダンパーが壊れているんでしょうか。
高気密高断熱と説明されましたがこんな結果になるなんて思っていませんでした。
中部ジェイ・シィのまとめ
外張り断熱ということですが、聞いた断熱性能には疑問が残ります。
実際はちゃんとした断熱性能が確保されているとは思いますが、真相は分かりませんでした。
他の営業マンならしっかりとした回答が返ってきていたのかもしてません。
このことからも、営業マンの教育がしっかりなされているとは言いにくい結果となりました。
また基礎ダンパーについても賛否両論です。
自分で季節ごとに変えたいのであればいですが、その手間もかけたくないというのであればおすすめできません。
少しでも手間を省きたいというのは誰しも思うことです。
その時は違う工法で建てた方がいいでしょう。
価格についても断熱性能がしかりしていれば適正な価格といえます。
断熱性に疑問が残るまま契約をするのは絶対によくないので、検討するのであればしっかりと納得いく回答を貰うようにしてください。
実際に契約を行う前に、必ず他の住宅会社と比較検討をする事をおすすめします。
各住宅会社によって価格やサービス、保証などが異なりますので、比べる事で自分に合ったところを選択する事が可能です。
その際には、一括見積もりサイトなどを利用すると、余計な時間をかけずに簡単に比べる事ができます。
3分ほどで終わります。
価格交渉のための相見積もりにもなるので、是非活用してください。
これは「タウンライフ家づくり」という無料の家づくり支援サイトです。
依頼のやり方などについてはこちらにまとめてあります。
悩んでいるようなら是非参考にしてください。