健康住宅として炭を採用しているワイケイホーム。
富山県ではとても珍しい仕様です。
本当にワイケイホームでは「炭」の力を活かした住宅作りができているのでしょうか。
炭だけではなくワイケイホームの住宅について幅広くリサーチしているので住宅会社選びの参考にしてください。
その他の住宅会社も参考の為ご覧ください>>住宅会社一覧
会社概要
会社名:ワイケイホーム株式会社
設立日:1990年3月22日
本社所在地:富山県射水市三ヶ2279-6
分類:工務店
営業エリア:富山県内
年間着工数:約50棟
ワイケイホームの特徴
ワイケイホームの特徴は「炭の家」です。
空気には200以上もの有害とされる物質が含まれていますが、その対策として「炭」を使っているとのことです。
富山県で「炭の家」を建てることができるのはワイケイホームです。
炭の家とは?
炭の家とはどのようなものかというと、
「炭1トン仕様 カーボンエアクリーンシステム」
というものになります。
1トンの炭を敷設し、第二種換気と組み合わせることにより、炭の層を通った空気を24時間循環させるシステムです。
このオリジナルの「炭+換気システム」は、ワイケイホーム独自のもので他では採用をしていません。
また、床下や屋根裏などのデッドスペースをうまく活用しており、無駄のない仕様といえます。
炭の効果には主に、
- 消臭
- マイナスイオン
- 空気清浄
- 調室効果
- 防腐効果
- 遠赤外線
の6つあります。
ワイケイホームの強みやこだわり
ワイケイホームの特徴は「炭の家」と紹介しましたが、それだけが強みというわけではありません。
ワイケイホームは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業」に登録したZEHビルダーです。
ZEHとは、年間で消費するエネルギーを太陽光発電システムで賄い、収支をゼロにするというものです。
「炭の家」で健康に配慮するだけではなく、経済的にもお得な住宅といえます。
ワイケイホームの弱みやデメリット
ワイケイホーム「炭の家」が特徴ですがこの炭の家は標準の仕様ではありません。
オプションで付ける必要があります。
金額にしておよそ80万円ほどがプラスになります。
また、ここまでは住宅自体についてのいいことばかりを書いていますが、ワイケイホームは営業マンの対応がよくないといわれています。
私の対応をしてくれた営業マンは接客態度もよく、知識も豊富だったのであまり悪い印象がありませんでした。
中にはあまり教育が行き届いてないのか、
- 打合せ時にしっかりと話を聞いていなくて仕様変更にミスがあった
- 知識がなく何を聞いても曖昧な返事で信頼できるとは思えなかった
- 打合せの時間を忘れられていた
などの営業マンに対する悪い口コミや評判もあります。
住宅会社選びは営業マン選びともいえますので、対応が悪い場合はその営業マンではなく違う営業マンでお願いをしましょう。
一度担当の営業マンが決まってしまうと、なかなか変えてもらうことができません。
展示場で最初に接客してくれる営業マンが担当となるので、不安がある営業マンの場合は名前などを記入せずに帰るようにしましょう。
どこの住宅会社でもしつこく「名前」や「住所」を書くように言ってきますが、しっかりと断りましょう。
その住宅会社でお願いすることがなければ、その場では書いて後日断ればいいだけですが、検討候補に入れる場合は営業担当を付けさせないためにも有効な手段です。
ワイケイホームの性能
「炭の家」ということで差別化をしているワイケイホームですが、性能はどのようなものなのかも調べてみました。
炭の空気を循環させるということで気密性が特に気になるところです。
C値
気密性を表すC値ですが、ワイケイホームでは全部の住宅で測定をしているわけではありません。
何棟か測定した数値を教えてもらいましたが、その数値は、
C値=約1.0
という数値でした。
この数値は富山の次世代省エネルギー基準の数値を大きく下回っていますが、約C値=1.0ということでそれを保証するものではありません。
中にはC値=0.4というかなり高気密といえる数値を出している実績もあれば、C値=1.3のようにC値=1.0を切れない場合もありそうです。
間取りによってこの数値は変わるので、建てる場合は間取りの段階で営業マンに相談をし、気密性アップに繋がる打合せをするのをおすすめします。
Q値
気密性に関しては高気密といえますが、ワイケイホームではQ値のデータがないそうです。
「C値に準じた断熱性です」とのことで、実際の数値はわからないそうです。
炭の家ということで気密性は高いようですが断熱性はあまり期待しない方がいいかもしれません。
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ワイケイホームのラインナップ
ワイケイホームではもちろん自由設計住宅もありますが、価格を抑えたセミオーダー住宅と規格住宅があります。
セミオーダー住宅は「Vita(ヴィータ)」の1種類があり、規格住宅は「Chouette(シルエット)」と「Branche(ブランシュ)」があります。
Vita(ヴィータ)
この商品はセミオーダー住宅となります。
自由設計だと打合せを進めていくうちに、予算がどんどん上がってしまうことがあります。
このヴィータは自由な間取り設計をしながら設備等の価格を抑え、手ごろな価格にしたものです。
ですが、自由設計住宅と規格住宅の中間に位置するので、中途半端な印象を受けます。
個人の意見としましては、自由設計住宅か規格住宅のどちらかで検討した方がコンセプト通りにいくと思います。
Chouette(シルエット)
この商品は規格住宅の商品となります。
価格を抑えた商品で4種類のタイプから選ぶことができます。
Branche(ブランシュ)
この商品も規格住宅の商品となります。
Chouette(シルエット)よりもさらに価格を抑えた商品です。
この商品も4種類のタイプから選ぶというものです。
外観でいえば真四角のボックス型の家となります。
また、規格住宅は価格を抑えている分気密性や断熱性が低くなっているのではないかと思い問い合わせもしましたが、自由設計やセミオーダー住宅と同様に同じ断熱方法を採用しているとのことです。
しかし、ワイケイホームでは基本C値やQ値の測定を行っていないので参考材料になるかは判断が難しいところではあります。
ワイケイホームの坪単価
炭を使ったワイケイホームですが、気になるのは価格という人も多いでしょう。
そこで坪単価も調べました。
ワイケイホームの坪単価は40万円台から60万円台です。
自由設計住宅や規格住宅、炭使うかどうかによっても値段は大きく変わってくるのでこれほど幅があります。
坪単価40万円台が6割、坪単価50万円台が3割、坪単価60万円台が1割といった印象を受けます。
この数字は参考程度に考え、実際の価格は見積書で確認をしましょう。
値引き
実際に建てた人に話を聞いたところ若干の値引きをしてもらえたと言っていました。
値引き交渉を有利に進めるためにも他の住宅会社で相見積もりを取りましょう。
他と比較することによって住宅の適正価格も導き出すことができます。
ワイケイホームのアフターメンテナンス
初めにいいますが、ワイケイホームのアフターサービスですがあまり評判がよくありません。
定期点検は、
- 6カ月目
- 1年目
- 2年目
にあるだけです。
必要であればその都度アフターサービス専属のスタッフが対応してくれるとのことですが、他の住宅会社ではもっと多くの定期点検があります。
ローコスト住宅では仕方がないのかと思いますが、ワイケイホームはローコスト住宅という印象があまりないだけに残念です。
ワイケイホームの口コミや評判
富山県では珍しい炭を使った住宅ということで差別化を図っているワイケイホームですが、実際の口コミや評判はどのようなものなのかを調べました。
炭の家に興味が湧き、ワイケイホームで建てました。
住んでから3年になりますが、生活臭があまりしないような気がします。
炭は交換が不要でそのままでいいということで手間がかからず便利です。
ワイケイホームで建ててよかったと思います。
ちょっと高くなりましたが炭の家で家を建てました。
住始めたばかりでまだ実感はありませんが、これからの脱臭力に期待したいです。
ワイケイホームで家を建てましたがアフターが微妙です。
元々アフターサービスについてはいい噂を聞いていませんでしたが、自分たちの場合も対応が遅く不便を感じます。
2年で定期点検が終わるのでこれからが不安でたまりません。
幸い知り合いでリフォーム会社に勤めている人がいるので面倒を見てもらおうかと思っています。
ワイケイホームの規格住宅で家を建てました。
い分たちの予算通りに家を建てられたので満足しています。
炭の家も興味がありまいたが、予算の関係で断念しました。
営業マンの人が頼りになると思いワイケイホームで決めました。
打合せの時も色々気が付かないことをアドバイスしてくれ助かりました。
アフターサービスについて悪いように書いている人もいますが、私の場合は対応も早く修理も迅速なので何も不安がありません。
繁忙期などではなかったからでしょうか?
とにかく満足した家づくりができてよかったです。
炭の家についての口コミや評判が特に多くあります。
しかし、アフターサービスや営業マンに対して悪い口コミや評判もありました。
ワイケイホームのまとめ
ワイケイホームの一番の特徴は「炭の家」です。
しかし、この「炭の家」はオプションで、プラス80万円ほどでできます。
標準仕様ではありませんので注意が必要です。
炭の効果を活かすためにしっかりと気密性が確保されているのもプラス評価といえます。
「炭の家」を検討しない場合は他の住宅会社と差別化できるとことがあまりないように感じます。
「炭の家」を選ばない場合は他のアフターサービスが充実ているオダケホームや中田工務店などで検討してもよさそうです。
実際に契約を行う前に、必ず他の住宅会社と比較検討をする事をおすすめします。
各住宅会社によって価格やサービス、保証などが異なりますので、比べる事で自分に合ったところを選択する事が可能です。
その際には、一括見積もりサイトなどを利用すると、余計な時間をかけずに簡単に比べる事ができます。
3分ほどで終わります。
価格交渉のための相見積もりにもなるので、是非活用してください。
これは「タウンライフ家づくり」という無料の家づくり支援サイトです。
依頼のやり方などについてはこちらにまとめてあります。
悩んでいるようなら是非参考にしてください。