大手ハウスメーカーの中では、大和ハウスの次に長い歴史を持つ積水ハウスですが、その特徴とはどのようなものでしょうか。
このページでは積水ハウスの戸建住宅について紹介をしていきますので、住宅会社選びの参考にしてください。
その他の住宅会社も参考の為ご覧ください>>住宅会社一覧
会社概要
会社名:積水ハウス株式会社
設立日:1960年8月1日
本社所在地:大阪市北区大淀中一丁目1番88号 梅田スカイビル タワーイースト
分類:ハウスメーカー
営業エリア:全国
年間着工数:25000棟(全国)
積水ハウスの特徴
積積水ハウスの特徴は何といっても住宅着工数が業界ナンバーワンということです。
誰でも聞いたことのある住宅会社で、様々なノウハウや優秀な人材が揃っています。
デザイン力や提案力が期待できるので安心感があります。
積水ハウスの強みやこだわり
積水ハウスではオリジナルの工法があり、それぞれ強みや工法が違います。
- 鉄筋1-2階建て
- 鉄筋3-4階建て
- 木造建築
の3種類がありますが鉄筋3-4階建てを選ぶ人はほとんどいないのでそれ以外の2種類を解説していきます。
鉄筋1-2階建て
地震の際に大切な働きをする仕組みを取り込んだ、耐力壁フレームや梁、独立柱を採用しています。
また、設計の自由度が高いのも特徴です。
ダイナミックフレームシステム
このフレームの特徴は何といっても設計の自由度が高いことです。
1階の場合は、天井高2740mm、最大スパン7000mmと思いのままの広さを手に入れることができます。
通常だと柱が必要な大空間も、積水ハウスでは柱を使わずに間取り設計をすることができます。
木造では無理な間取りなども鉄骨で建てることで可能となります。
「広いリビングがいい」「開放的な空間にしたい」と考えている人にはおすすめです。
シーカス(地震動エネルギーシステム)
地震にブレーキをかける家を銘打っているのが、この「シーカス」というシステムです。
- 地震エネルギーを熱エネルギーに変えて吸収する
- 地震時に発生する建物の変形を約2分の1に低減する
- 繰り返しの地震に効果を発揮し耐久力が高い
という3つの特徴があります。
普段生活をする分にはあまり恩恵を感じることができませんが、いざというときに役に立つシステムです。
近年では地震が多いのでなくてもいいでは済まされません。
免振システム(鉄骨)
「オイルダンパー」と「免震支承」によって地震エネルギーを伝えにくくします。
建物の揺れを大幅に軽減してくれるので家財などを守ってくれます。
ダインウォール
ダインウォールとは鉄筋2階建て住宅に採用されるダインコンクリートです。
外壁が火に強いのはもちろんですが、それ以外にも台風時の飛来物、雨や湿度に対する耐久性もあります。
日本の風土に適した性能の高い壁です。
個人的には外観も美しく好みですが、それは個人差があります。
エコルデックウォール
この壁はカビや汚れを防止するのに優れています。
高強度、耐熱性、耐水性など高い性能を求める場合にはおすすめです。
木造建築
積水ハウスと言えば鉄骨の印象が強い人もいると思いますが、木造も人気があります。
シャーウッド工法
積水ハウスの木造ではシャーウッド工法という工法で建てられています。
シャーウッドには基礎と柱の間に土台がなく、柱が直接アンカーボルトで固定されています。
積水ハウス曰く、この方が強度が高いそうです。
集積材にもこだわっているとのことですが、他の住宅会社とそれほど大差があるものとは言えません。
ローコスト住宅で使われているものとは違いますが、それのありのしっかりとした住宅会社ならどこも同じと思っていでしょう。
積水ハウスの弱みやデメリット
積水ハウスのデメリットは、値段が高いことです。
後でも述べますが、坪単価は決して安くはありません。
しかしこれは、それなりのものを使っているからです。
良いものを使えば値段は高くなるのは当たり前です。
周りから積水ハウスで建てたと言えば「「お金持ってるねー」と言われて面倒です」という人にもあったことがあります。
一番の問題は「値段が高いというイメージが付いている」ということです。
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積水ハウスの性能
外壁など、こだわりを持っている積水ハウスですが、気密性や断熱性はどのようなものなのでしょうか。
数値としてしっかりと調べてありますので参考にしてください。
C値
気密性を表すC値ですが、積水ハウスではC値を測定していません。
地元の工務店ではしっかりと数値を出しているところが多いので、そちらの方が信頼性は高いかもしれません。
Q値
断熱性を表すQ値ですが、積水ハウスの数値は、
Q値=1.9
です。
この数値は富山の次世代省エネルギー基準のQ値=2.7を多きく下回っていますが、高断熱とはいえません。
どちらかというと断熱性能は低い部類でしょう。
値段の割には大したことのない数値と言わざるを得ません。
高気密高断熱を求める場合は他の住宅会社を検討した方がよさそうです。
積水ハウスの坪単価
デメリットのところでも書きましたが、積水ハウスの坪単価は高いです。
ラインナップが豊富なのもありますが、50万円から80万円と幅が広いです。
平均的な坪単価は73万円いうリサーチもあります。
平均的な大きさの家を建てようと思った場合は、3200万円ほどかかります。
値引き
積水ハウスでは、値引きをしてもらったという話も聞きます。
その場合は相見積もりを用意しておくと話をスムーズに聞いてもらえます。
自分が興味のあるところやライバルとなりうる住宅会社から見積もりを取り、用意しておきましょう。
積水ハウスのアフターサービス
積水ハウスでは、引き渡し後、3ヶ月、1年、2年、5年、10年、15年、20年、25年に定期点検サービスを実施してくれます。
30年からは10年ごとに有料の点検や工事を行うことで再保証を受けることができます。
このようなアフターサービスはどこでも行っているので、他と大差がありません。
差別化になっているというわけではありませんので注意が必要です。
積水ハウスの口コミや評判
私のリサーチした内容を見てもらいましたが、今度は実際に建てた人達の口コミや評判を紹介します。
特に外観が好みでした。
選べる種類も多く、迷いましたが、営業マンの人が的確にアドバイスしてくれたので助かりました。
他のハウスメーカーの営業はしつこかったり、態度が横柄だったりで好きにはなれませんでした。
鉄筋で家を建てました。
木造よりも強度が高いということを聞いたので決めました。
いざというときに自分達などを守ってくれるのは家です。
そこを妥協してはいけないと思います。
積水ハウスで家を建てましたが、がっかりしています。
主に営業マンにです。
最初は丁寧でしたが、契約をしてからは連絡をしても忙しいということで、全然打合せが進みません。
成績を上げることばかりを考えて契約した人は後回しということでしょうか?
期間内に家も建たずに最悪です。
積水ハウスはどこと比較するべきか
では、積水ハウスを比較する場合はどこと比較すればいいのでしょうか。
積水ハウスでは実績や会社の規模が売りといえます。
実績や会社の規模で比較する場合は、大和ハウスがライバルとなりうる住宅会社だといえます。
サーチしてありますので是非参考にしてください。
積水ハウスのまとめ
積水ハウスは住宅着工数が業界ナンバーワンということで、多くの知識や技術を持っています。
あらゆるケースに対応できるノウハウを持っているので、建てる側としては安心感があります。
建築中に倒産するというリスクも少ないでしょう。
また、外壁の種類も多く、自分に合った技術を選ぶことができます。
営業マンは、成績に終われているという感じが否めませんが、全体的に丁寧な印象を受けます。
大手で安心して家を建てたいと思っている人にはピッタリといえます。
実際に契約を行う前に、必ず他の住宅会社と比較検討をする事をおすすめします。
各住宅会社によって価格やサービス、保証などが異なりますので、比べる事で自分に合ったところを選択する事が可能です。
その際には、一括見積もりサイトなどを利用すると、余計な時間をかけずに簡単に比べる事ができます。
3分ほどで終わります。
価格交渉のための相見積もりにもなるので、是非活用してください。
これは「タウンライフ家づくり」という無料の家づくり支援サイトです。
依頼のやり方などについてはこちらにまとめてあります。
悩んでいるようなら是非参考にしてください。