独自の展示場を持つ大洋住宅ですが、その特徴、性能、坪単価、口コミや評判などをリサーチしました。
クレームも多いと聞きますがその事例も紹介しています。
今後の住宅会社選びの参考にしてください。
その他の住宅会社も参考の為ご覧ください>>住宅会社一覧
会社概要
会社名:大洋住宅株式会社
設立日:1975年4月
本社所在地: 富山市大町225番地の1
分類:工務店
営業エリア:富山県内
年間着工数:約20棟
大洋住宅の特徴
大洋住宅の特徴は、品質と価格のバランスがいいところです。
住宅は一生で一度の大きな買い物なので、絶対に妥協をしてはいけません。
- 坪単価が安いけど質の悪い住宅
- 性能が高いけど値段も高すぎる住宅
このような住宅会社とは違い、「品質にもこだわりつつ価格も抑えている」のが大洋住宅です。
納得しやすい価格で品質のいいものを提供している住宅会社とは意外と少ないものです。
大洋住宅では、「性能と装備を併せ持つ、ミドルコスト&パフォーマンス住宅」と公式サイトでも謳っています。
この「バランスがいい」ということが好まれ選ばれている理由です。
大洋住宅の弱みやデメリット
大洋住宅では「自由設計」と公式サイトではいっていますが多くの商品ラインナップがあり、それをベースに打合せを進め、家づくりをしていきます。
自由設計というよりも、セミオーダーに近い感覚です。
施主のライフスタイルや今後の家族構成などを考え、アレンジをしていくことが重要になります。
また、品質と価格のバランスがいいと言いましたが、「値段以上の優れたものではない」ということを念頭におかなければいけません。
値段をかけた割には安っぽく見えるということはなくても、値段以上の優れたものになることもないといえます。
何かに特化していて差別化ができていないのも一つの要因です。
「ごく一般的な住宅を無難に建てたい」と思う場合は大洋住宅のコンセプトに合っていると思います。
営業マンについてあまりいい口コミや評判も聞きませんが、そのことについては下の「大洋住宅のクレーム事例」の項目を見てください。
大洋住宅の性能
バランスがいい大洋住宅ですが、住宅の性能についてはどうでしょうか。
気密性や断熱性を調べましたので数値としてしっかりと確認をしておきましょう。
C値
気密性を表すC値ですが、大洋住宅の数値は、
C値=0.6
です。
この数値は富山の次世代省エネルギー基準のC値=5.0を大きく下回っており、十分高気密といえます。
気密性能に関しては問題ないといえるでしょう。
Q値
断熱性を表すQ値ですが、大洋住宅の数値は、
Q値=2.0
です。
この数値は富山の次世代省エネルギー基準のQ値=2.7を下回っていますが断熱性が高いとはいえません。
むしろ、大洋住宅の断熱性能は低いといえます。
これはUA値を変換した数値ですが、Q値が2.0を上回っている住宅会社はそうそうありません。
実際に建てた住宅で測定しており、2年前のデータだそうです。
現在はもっと性能が上がっているといっていますが、期待はできないでしょう。
近頃はどこの住宅会社も高気密高断熱を謳っていますが、本当に高気密高断熱といえるものはそう多くありません。
営業マンの「冬は暖かく高気密高断熱ですよ」という言葉の裏付けを数値でしっかりと取り、比較するようにしましょう。
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大洋住宅の坪単価
値段相応の大洋住宅ですが、実際に建てている人の坪単価は約55万円です。
この価格は高いわけでもなく安いわけでもありません。
断熱性能を考えると若干割高に感じるかもしれません。
住宅ローン+ランニングコストが建ててからかかってきます。
断熱性能はランニングコストに直結してきますので注意が必要です。
値引き
大洋住宅でも値引きはあるようです。
交渉のためにも他の住宅会社の相見積もりを必ず用意しておきましょう。
少しでも交渉を進める上でとても重要になってきます。
大洋住宅のアフターサービス
次はアフターサービスについて説明をします。
公式サイトでは入居後、
- 3ヵ月後
- 1年後
- 2年後
に往復ハガキを送ってきてくれます。
不便と思っていることなどを知らせると内容に応じた準備をした上で専門のスタッフが伺ってくれるそうです。
実際に営業マンに聞いても「こちらから連絡をしたり訪問をすることはない」とのことです。
「特にこちらから連絡はしませんよ。中心市街地にあるので呼んでもらえればいつでも伺いますよ。」と聞いたときは少々驚きました。
「建てたらおしまい」のスタンスではないと思いますがアフターサービスについて期待はしない方がよさそうです。
基本的に建てた後のサービスについては、ないものといっていいでしょう。
また、保証も20年保証体制があるとはいっていますが、その保障については「基礎と柱だけ」とのことを聞きました。
「安心のサポート」と公式サイトではいっていますが、本当にそれだけで安心できるのかは疑問が残ります。
大洋住宅のクレーム事例
残念ながら大洋住宅で建てた人や検討している人のクレームをよく聞きます。
他の住宅会社でもクレームは少なからずあります。
そんなクレームの一部を紹介していきます。
展示場に行った時のことです。
説明を受け疑問に思ったことについてきいたところ、回答を何回もうやむやにされされしっかりとした返事をもらえませんでした。
若い感じだったので、あまり知識や経験がなかったのかもしれません。
営業マンの様子を見ていてもわかっていない雰囲気が伝わってきました。
検討候補に入れていただけに残念です。
展示場での対応が良くないと聞いていましたが、自分が行った時もそうでした。
住宅関係の仕事をしていると友達に聞くところ、人の出入りが激しいようです。
他の人同様に都合の悪い質問は無視されました。
家が建ちましたが、びっくりしました。
施工ミスなのか図面上はぶつかっていなかった開き扉同士がぶつかります。
余裕があった冷蔵庫のスペースがギリギリです。
全体を通して見ると図面どおりに見えますが、細かいところがずれています。
慣れてしまえば目をつぶれる部分なのでまだよかったです。
クレームは入れていませんが言おうか迷っています。
営業担当がころころ替わります。
すぐやめていくのでしょうか?
確かに担当になった営業マンはそれほど古株という感じではありませんでした。
4か月で3人替わったのは驚きでしかありません。
今後が不安です。
このようなクレームがありましたが、ほとんどが営業マンについてです。
人の入れ替わりが多いようで、そのため「大洋住宅についての知識が身についていない」「途中で営業マンが替わり引継ぎができていない」という事態が生じています。
もちろんベテランの営業マンもいますが、当たり外れが多いようです。
大洋住宅の口コミや評判
クレームが目立つ大洋住宅ですが、いい口コミや評判もありましたので紹介しておきます。
展示場を見てきましたが、ほとんど標準で建てていると言われました。
見た感じ安っぽさはなく、これでも十分だと思いました。
しかし、冬の寒い時期に行きましたが、暖房の設定が高かったのが気になりました。
最初はローコストの住宅会社で建てようかと思っていましたが、こちらの意図をなかなか汲み取ってもらえなかったのでやめました。
大洋住宅は対応も丁寧で伝えた内容はしっかりと直してくれていたので満足しています。
価格も安かったのでその点も満足しています。
見た目が気に入り購入をしました。
大洋住宅のデザインが和風という感じがなくその点がよかったです。
間取りもいろいろと提案をしてくれたので気が付かないとも指摘してくれ助かりました。
営業マンの評価が低いですが、自分の担当してくれた営業マンは丁寧でいい人でした。
このような口コミや評判がありました。
営業マンも中にはしっかりとした人もおり、丁寧な対応をしてくれたと感じる人もいます。
どれほどの割合かはわかりませんが、一度展示場に行き確認をするのも悪くはないと思ます。
大洋住宅のまとめ
価格とのバランスがいい大洋住宅ですが、断熱性能は期待できません。
ランニングコストはある程度覚悟が必要になってきます。
それ以外の注意点は営業マンです。
当たり外れが大きいのが気になります。
他の住宅会社でもいえますが、「知識や経験のない営業マン」ではいい家が建ちません。
担当営業を替えてもらうか、他の住宅会社を検討するしかありません。
大洋住宅は目立った特徴がないので、他の住宅会社を見て回り気に入ったところがあればそこで建てるのを決めてもいいでしょう。
最初に見る住宅会社としては営業もしつこくないのでいいかもしれません。
実際に契約を行う前に、必ず他の住宅会社と比較検討をする事をおすすめします。
各住宅会社によって価格やサービス、保証などが異なりますので、比べる事で自分に合ったところを選択する事が可能です。
その際には、一括見積もりサイトなどを利用すると、余計な時間をかけずに簡単に比べる事ができます。
3分ほどで終わります。
価格交渉のための相見積もりにもなるので、是非活用してください。
これは「タウンライフ家づくり」という無料の家づくり支援サイトです。
依頼のやり方などについてはこちらにまとめてあります。
悩んでいるようなら是非参考にしてください。