富山でトップクラスの施工棟数を誇るタカノホーム。
人気のある住宅会社のタカノホームですが、どのようなポイントが優れているのかリサーチしました。
タカノホームオリジナルの「TOPS工法」についても詳しく解説をしていますので他社との比較に役立ててください。
その他の住宅会社も参考の為ご覧ください>>住宅会社一覧
会社概要
会社名:タカノホーム株式会社
設立日:1983年4月1日
本社所在地:富山県富山市今泉西部町7番地1
分類:ハウスビルダー
営業エリア:富山県内、金沢市
年間着工数:140棟
タカノホームの特徴
タカノホームの特徴は何といっても「TOPS工法」です。
TOPS工法とは、
T:タカノホーム
O:オリジナル
P:パネル
S:ストラクチャー
の略です。
これはタカノホームオリジナル耐力壁を使用した工法です。
一般的な壁と比べ、TOPS工法の壁は地震に対する耐久性が5倍あるというものです。
他の住宅会社もそれぞれ耐震性を上げるために工夫を凝らしているので、他の住宅会社よりも「5倍」耐震性があるというわけではないので気を付けてください。
タカノホームの強みやこだわり
タカノホームの特徴であるTOPS工法ですが、この「TOPS工法」が最も差別化となるポイントです。
ですが、私が最も注目するポイントは耐震性についてではありません。
断熱性能についてです。
タカノホーム標準の断熱方法は外張り断熱です。
この外張り断熱は充填断熱(内断熱)に比べ断熱性が上です。
富山だけではなく、もっと寒い北海道では外張り断熱を採用している住宅でないと冬の快適性能を確保できません。
タカノホームのTOPS工法ではこの外張り断熱だけではなく「ダブル断熱工法」を採用しています。
外張り断熱と充填断熱の両方を使うことにより北海道基準の断熱性能を実現しています。
TOPS工法は耐震性に目が行きがちですが、このダブル断熱もしっかりとチェックする必要があります。
タカノホームの弱みやデメリット
TOPS工法を採用しているタカノホームですが、そのデメリットは標準からのアップグレードが必要ということです。
簡単に言えば値段が上がるということです。
標準の断熱方法も外張り断熱なので悪くはありませんが、外張り断熱は高気密高断熱を謳う住宅会社では多く採用しています。
TOPS工法でダブル断熱を採用しない場合は他の住宅会社との差別化が難しくなってしまいます。
TOPS工法で建てない場合は他の住宅会社を検討してみるのもいいと思います。
タカノホームの性能
外張り断熱であったりダブル断熱であったりするタカノホームですが、気密性能と断熱性能を表すC値とQ値はどのような数値なのか調べてみました。
しかし、ウェブサイトなどにはしっかりとした数値の記載がありません。
ダブル断熱を採用しているくらいなので数値には自信があると思っていたのですが、それほどいい数値を出していないのでしょうか?
差別化を図れるポイントになる点ですが、工法だけで大した事はないのでしょうか?
タカノホームの標準とTOPS工法の両方をリサーチしましたので見てください。
C値
タカノホーム標準のC値は、富山の省エネルギー基準を超えているということですが、実際のC値は公表をしていません。
なので展示場にいる営業マンに直接聞いてみました。
ですが、「外張り断熱とタカノホームのTOPS工法のダブル断熱ともにC値の測定はしていません」とのことです。
「ではどうして富山の省エネルギー基準を超えているといえるのか?」と尋ねても曖昧な返事しか返ってきません。
営業マンの知識不足なのかわかりませんが「富山の省エネルギー基準」を超えているとしかわかりませんでした。
富山の省エネルギー基準を超えていてもこれは最低ラインなので全く検討の余地がありません。
Q値
タカノホーム標準のQ値は、C値同様に富山の省エネルギー基準を超えているということですが、実際のQ値を公表していません。
調べたところ、富山の次世代省エネルギー基準を超えており、北海道の省エネルギー基準相当とのことです。
聞くところによると、タカノホームの外張り断熱とTOPS工法のダブル断熱ともC値と同様に、Q値を測定していません。
北海道の次世代省エネルギー基準も超えているとのことですが、測定をしていないので正確な数字はわからないということになってしまいます。
タカノホームはダブル断熱の工法で、それだけを見れば数値も決して悪くはないはずです。
もしかすると使っている材料などはよくても、それを数字に反映するだけの工法ではないのかもしれません。
複数の営業マンにいろいろと聞いてはみましたが「数値だけでは判断できませんよ」と言うだけで何で判断をすればいいのかは全く言ってくれません。
他社をよく批判するイメージがあるタカノホームですが、こういった性能を見てみると自社の工法でのアピールが難しいからなのかもしれません。
家を性能で選ぶ場合はしっかりと詳しい内容を確認することをおすすめします。
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タカノホームのデザイン
タカノホームのデザインはカントリー調が多いように感じます。
外観もそうですが、内装が特にそう思いました。
それはタカノホームが自然素材にもこだわってるからです。
その中でも、
- 無垢材
- 自然塗料
この2点について詳しく解説をしていきます。
無垢材
床を無垢材にするのはもちろんですが、構造微部分にも無垢材を使用しています。
また、1階のすべての木材も無垢材を使い、シロアリ対策や腐朽に強いヒノキを使用しています。
しかし、他の住宅会社でもヒノキを使っているところは多いのでそれほと珍しことではありません。
自然塗料
タカノホームは自然素材だけではなく塗料にもこだわっています。
フローリングなどに塗る塗料には「塗膜」とそうでないものがあります。
塗膜には「ラッカー」「ウレタン塗装」などがあり、傷や汚れから表面を守ってくれます。
しかし、表面を覆ってしまうので木が呼吸できません。
タカノホームでは、自然塗料をはけで表面に薄く塗った後に拭き取り、染み込ませています。
このような方法を取ることにより、塗膜を作らず木に深く浸透し、木目を生かしつつ呼吸させることができます。
自然塗料は撥水性に優れ、シミ汚れ対策にも有効です。
ずっと木が持つ本来の状態を保ってくれます。
タカノホームの坪単価
外張り断熱やダブル断熱を使っていたりと、何かと価格が高そうなイメージがあります。
気になる坪単価も調べました。
タカノホームの一般的な外張り断熱の坪単価は55万円以上が多いようです。
これは外張り断熱の場合で、TOPS工法のダブル断熱の場合の坪単価は60万円台以上が多いようです。
あくまでも目安なので参考までにということで考えてください。
オプションなどで坪単価は上下します。
値引き
タカノホームも値引きにはある程度応じてくれます。
その時は相見積もりを用意し、少しでも価格を下げてくれるように交渉をしましょう。
住宅は大きな買い物なので、建てる住宅会社にとっても逃したくないチャンスです。
上手く相手の心理を読み取り交渉を進めてください。
タカノホームのアフターメンテナンスや保証
タカノホームには長期にわたるアフターメンテナンスや保証があります。
- 3ヵ月点検
- 1年点検
- 2年点検
- 5年点検
- 19年点検
- 20年点検
- 30年点検
30年にわたる長期の保証があるのが特徴です。
他の住宅会社では10年までだったりと、タカノホームほどの長期保証があるところは珍しいです。
しかし、タカノホームは30年間の保証がありますが、その場合は10年目と20年目の定期点検時に保証延長のための補修工事を行う必要があります。
30年の長期保証のための補修工事はもちろん有料となります。
その点は注意が必要です。
補修工事をもしも行わない場合はそれまでの保証となります。
タカノホームの口コミや評判
富山でも多くの住宅を建てているタカノホームですが、どのような口コミや評判があるのかを調べました。
実際に建てた人などの意見です。
是非参考にしてください。
タカノホームで建てた家は暖かくて気に入っています。
ダブル断熱というものらしく、ここで建ててよかったです。
予算は少しオーバーしましたが満足しています。
タカノホームの営業マンが丁寧でこの人なら任せれると思い決めました。
契約を交わしてからも親切で親身になって一緒に考えてくれるのでとても頼りになりました。
タカノホームだからということはありませんが、間取りはもう少し時間をかけて考えればよかったかなと今になって思っています。
タカノホームの営業スタイルですが、どうも他社を批判する営業マンが多い印象があります。
展示場に見に行った時に「どこかほかに見に行きましたか?」「あそこの構造はよくないですよ。」といったように批判ばかりしていました。
逆にタカノホームの良さはあまり言わなかったので不信感を抱きました。
友達に聞いても同じように他社批判をされたといっていました。
友達の紹介でタカノホームで建てました。
夏に遊びに行ったときに冷房をそれほどかけていないにもかかわらず涼しかったのが印象に残っています。
春に建てたので夏になるのが待ち遠しいです。
このようにダブル断熱を採用したことにより、「暖かい家を建てることができた」という口コミが多くありました。
その他には残念なことに他社批判が嫌だったという口コミもありました。
これは営業マン個人の営業スタイルなのか会社の方針かはわかりませんので一概には言えません。
他社の批判を聞き鵜呑みにするのではなく、タカノホームのいいところを教えてもらえるよう、いろいろ聞いてみるのがいいかもしれません。
タカノホームのまとめ
タカノホームで建てるならTOPS工法で建てるのをおすすめします。
外張り断熱は他の住宅会社でも多く取り入れているからです。
外張り断熱と充填断熱のダブル断熱で、断熱性を上げているからこそ意味があります。
TOPS工法はタカノホームのオリジナルなので、他の住宅会社では絶対に建てることはできません。
しかし、他の住宅会社でも独自の工法で差別化を図っているので、その点で比較検討するようにしましょう。
実際に契約を行う前に、必ず他の住宅会社と比較検討をする事をおすすめします。
各住宅会社によって価格やサービス、保証などが異なりますので、比べる事で自分に合ったところを選択する事が可能です。
その際には、一括見積もりサイトなどを利用すると、余計な時間をかけずに簡単に比べる事ができます。
3分ほどで終わります。
価格交渉のための相見積もりにもなるので、是非活用してください。
これは「タウンライフ家づくり」という無料の家づくり支援サイトです。
依頼のやり方などについてはこちらにまとめてあります。
悩んでいるようなら是非参考にしてください。